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「うつ病」も栄養不足が原因の一つであると明らかになっている
体がだるくて朝起きれなかったり、日中眠くなったり、気分が落ち込んだり、太ったり、むくみやすくなったり、短気になったり、蕁麻疹を起こしたり、アレルギーになったり。当たり前に日々に起こるような症状が、低栄養状態・栄養失調だったりします。
「気分が落ち込む」ことは、精神的な問題や性格の問題と捉え、栄養不足と直結しない方が多いかもしれません。
しかし精神疾患である「うつ病」も栄養不足が原因の一つであると明らかになっています。
「このところやる気がでないな・・」と思った時点で、栄養状態を見直してみましょう。
また、「自分はちゃんとした食事を心がけているから大丈夫!」と思っている人も、3ヶ月以上体や心に異変があるなら血液検査を受けてみるのがいいと思います。
自炊してバランスよく食事をしていても栄養失調だった
私の体験談なのですが・・なんと、
毎日自炊してバランスよく食事をしていても栄養失調だったのです・・!!
体調が良くなくアレルギー症状がひどくなったことがきっかけで、漢方外来に行き血液検査をすることにしました。
色々調べていて行き着いたのが「栄養学」で、気になったので血液検査をまずはしてもらうことに。
簡単にいうと、炎症がものすごい起きている。
それに加え、ビタミンB・ビタミンD・鉄不足ということ。しかも全く足りてないって言われた・・・自炊してるのに。
かなり気をつけて生活をしていたので、なかなかにショックではありました。
けれど血液検査で不調の原因をまずは見つけることができてよかった。
血液検査は項目が増えるごとに料金が増していきます。
私は色々上乗せしたので、合計2万円くらい。2回目以降の検査は1万円くらいだったかな。
ビタミンB・ビタミンD・鉄不足をサプリで補う
圧倒的に足りない栄養をサプリで補うことになりました。
- ビタミンB・ビタミンDをサプリで補う
- 炎症をオメガ3で沈静化させる
- 鉄分はなるべくお肉で摂る
一気に色々なものを飲み過ぎても、どれが合っているかなどわからなくなる場合があるため、サプリの種類は絞って飲んでいくことに。
1ヶ月8000円くらいです。
ビタミンDにより、花粉症が圧倒的に改善された
飲み始めたのが春だったのですが、なんと花粉症が改善!!
まず飲み始めて1〜2週間で、気分が改善。落ち込んでいた気分が良くなり、気分が上向きに。
そして、毎年苦しめられている花粉症。ティッシュを1日1箱使う勢いの花粉症が1日10〜20枚程度に。
明らかに改善していました。これはビタミンDの働きによるものですね。
ビタミンDは、太陽光を浴びることで生成される栄養素です。室内仕事の方はなかなか不足しがちに。
北欧などの日照時間が短い国ではビタミンD欠乏症になることが多いため、皆さん当たり前にサプリを飲みます。
免疫機能を調整する働きがあるため、アレルギーにも有効です。
ビタミンBにより、気だるさや疲労感が改善
身体的な疲れに効くのがビタミンBです。
運動後の疲労感や、疲れからくる痺れやむくみ、肩こり、口内炎、風邪などに有効です。長く続く疲労感がある場合には、ビタミンB不足かもしれません。
オメガ3で炎症やアレルギーを治す
圧倒的な炎症がありましたが、オメガ3でだいぶ落ち着きました。
オメガ3抗炎症作用があり、アレルギーや皮膚状にも効果的です。
オメガ3は青魚に多い成分なのですが、アレルギー体質の方は青魚アレルギー持ってることが多いので、なるべくサプリにしたほうが無難かもしれません。
レストレスレッグス症候群(むずむず脚)は鉄不足 ※子供に多い
レストレスレッグス症候群って知っていますか?
脚に違和感がある、むずむずする、蟻が這うような感覚がする・・こういった症状のことを言います。
実は私は幼少期からこの症状があり、毎日寝つけませんでした。日中も机に座っているのが苦しい時もしょっちゅうでした。これを誰かに相談することができませんでした。
大人になってから、この症状が鉄不足からきていることを知りました。物凄く愕然としました。
あんなに苦しんだのに、ただの鉄不足・・。毎日発狂しそうなほど苦しかったのに、と。
子供に多い症状です。不眠症なお子さんや、足を仕切りに動かしたり、触ったりしている子がいたら、気にしてあげてください。
子どもの8割が新型栄養失調のリスク
3食しっかり食べていても、足りているのはカロリーだけで栄養不足、なんてことは当たり前に起こっています。
太っている方でさえ栄養失調なこともあり得ます。
近年のプロテインブームでタンパク質は確保できるようになったけど、ビタミン・ミネラル・食物繊維が足りていない場合が多い。
特に子どもは好き嫌いをするので、なかなか思うように栄養を摂ってくれないですよね。
なるべく食事で摂るのが一番ですが、難しい場合は子供用のサプリもあるそうです。
ただサプリは必ず病院などで処方してもらってください。用法容量にはしっかり守りましょう。
栄養と性格の関連性
栄養が身体のみならず精神へ影響することは、ご理解いただけたと思います。
「乱暴」だったり「やる気がない」のは、性格でしょうか?症状でしょうか?
常にイライラしていたりすぐにキレる子どもは、カルシウム不足かもしれません。
精神的に不安な子は、砂糖過剰の低血糖状態になっているかもしれません。
鬱状態なのは、インスタント食品や加工肉によって亜鉛欠乏かもしれません。
心や身体の健康を守るのは、栄養の確保から始まるのかもしれません。